彼岸花。

話したらすごく面白くて。


僕は、自然と笑顔になっていた。


高校卒業後は、全然会えなくて。


どうしてるんだろうって思ったこともあったけど。


久しぶりに元気な様子を見れて少し安心した。


「純恋ちゃん、仕事してるの?」


「ううん、今は大学。私美容師になりたくてさぁ。専門学校行ってんの」


彼女らしいなぁ、と僕は思った。


「そういえば、こんなところで何してたの?」


「何してたのって、家に帰ってた途中だよ」


僕は笑って言った。


何してたのって、僕がまるで不審者みたいだなって。


なぜか面白くて。


「一人暮らしなの?」


「そうだよ」


「いいなぁ。私も、一人暮らししてみたい」


「でも、毎日1人だとなんだか寂しくなってくるよ」


僕は苦笑した。