「もう何でええから早く用意しろ。遅刻する。
先外でてんで。」
「あ!わかった!先行っててもええよ!」
洗面所に行って腰にかかりそうなぐらい長い髪を1つに束ねる。
____馬渕 優季(マブチ ユウキ)。
ごく一般的な家庭に生まれ、ごく普通に育ってきた、取り柄もこれといってないただの高校生である。
ほんまはもうちょっと洒落た髪型したいねんけどなあ…
いっつも遅刻ギリギリに起きるため毎日髪を束ねただけの髪型。
中学のショート時代からようやく伸びた髪。
高校に入って色も少し染めた。
自分的には結構気に入っている。
「いってきまーす!」
10分ぐらいで支度して、朝ごはんのトーストをかじりながらドアを開けた。
