いつの間にか 好きだった

帰る支度をして 私の前に来ても 一言も話さず 歩いて行く


付いて来いって事?
少し離れて歩くと 先に車に着いた 戸田さんが私の方に振り返った


乗れって事ね


車に乗り 直ぐにでも話そうとしていた私より先に


「後で話そう。」



私は黙って頷いた
どこに向かっているのか 一言も話さない私達


車を乗る事15分 目的地に着いた
大きなマンションに車を停める


ここが戸田さんの家だろう


初めて来たが 私が入っても良いのだろうか?



スタスタ歩く戸田さんに付いて行くのが 精一杯で 何階で下りたのか わからなかった


玄関を開け 先に私を入れる


「お邪魔します。」


廊下を歩くと 目の前には広いリビングが 流石 お金持ち


やっぱり私とは 住む世界が違うと 改めて実感した



ソファーに座る戸田さん 今から話すと言う事だ