その日から、俺はふとした瞬間に、杏のことを考えるようになっていた。 でも……。 俺は彼女の連絡先も知らない。 どうやって聞けば良いのかわからなかったんだ。 望みの綱は、彰だけど…。 彰は、純菜と連絡を取り合っているらしい。 でも…、やっぱ彰にも聞けないよな…。 俺の変なプライドが邪魔をしていた。 毎日悶々と過ごしていて…。 二学期も始まったある日のこと。 今日こそは、彰に聞こうと決めていた。 このまま終わらせたくないと切に願ったからだ。