「アハハハ!…そう来なくちゃ!」

とても楽しそうに笑うのは春馬を拉致した奴らのリーダー、寺阪 虎太郎…

昔は何度か喧嘩をしたが一度も負けていない…

俺が昔に暴れたツケがまわってきたのだろう…


「…どうしてこんなことをする。」

「…そりゃあ、おまえに昔はとことんやられたし…仕返しくらいしねえとこっちの腹も収まらねえからな」

虎太郎がニヤリと怪しく笑う。

「…そんなお前の私情で俺の大事なもんにひどい目に遭わせたのか…」

「あぁ、当然だ。
お前はそう簡単には顔を出さない、だから餌を探してたんだ…
そしたら、丁度よくお前の隣に可愛い嬢ちゃんがいたもんでね…この後に存分に可愛がってやるよ。」


「…お前!!」

俺の中でなにかが切れた…
春馬を取られる…その前に俺が取り返さないと…アイツは…!!

俺の大事なヤツを奪われれなんて
二度とごめんだ…

このムカつく野郎だけは絶対に締めてやる!

俺が虎太郎に飛びかかると、奴の後ろにいたほかの奴らも飛びかかってきた。

とにかく…絶対に春馬は必ず助ける!

今度こそ絶対に…
俺の大事なものは自分の手で守りきる…

蓮と俺は周りに来る雑魚共をなぎ飛ばす…

春馬…待ってろ、今行くから…

絶対に他の奴には渡さねぇ…