「…おい、なんだよ、それ。」

アイツは急に真っ赤になったと思えば出任せを言って逃げた。

俺はそんなに怖いことは言ってない…

ただ、春馬が変な奴に絡まれたりなんかしたらと思うと嫌で。

「…あ、忘れてる。」

アイツは梅シロップの入ったバックやらを忘れていた。

「…何やってんだ…アイツ。」


まあ、何はともあれアイツに本音をいいかけたから逃げてくれて助かった。


…しょうがない。

忘れ物は俺が預かってやるか。


この時、すでに事件は始まろうとしていたのだった…