「滝沢さんとは世代が違うからですよ」
私は滝沢のまゆがぴくっと動いたのがわかった。
苦笑を浮かべているけど、案外ぐさっときたらしい。
「いやな変化だなぁ……」
滝沢さんは30後半ぐらいで、年長の娘がいる。
きっと、娘さんの将来を思っていってるんだろう。
私の声を聞き付けたのか、交番の奥にいたもう一人の警察官である平谷さんが出て来た。
「俺が高校生の時は部活してませんでしたけど、日付が変わるぐらいに帰ってきたこともありますよ」
平谷さんは若い。20半ばぐらいかな?
なんか、新米感が溢れている。
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