「すげぇな。和恋の言っていた通りたまには自然風景を見るのもいいな……」
黒澤君は目を見据えて夕陽を見ていた。私より感動していて何か面白い。
「そうだね!じゃあ、今日はありがとう。楽しかった!お邪魔しました。」
そう言うと黒澤君はハッとしたような表情をしてこちらにやってきて静かに抱きしめた。
こんなことが前にもあったけど今は何故か嫌じゃない。ドキドキ……心臓の音うるさい。
「どうしたの?」
「俺に何も言わず何処かに行くなよ」
こんな言葉、俺らしくねぇ……。和恋だって抱きしめたこと嫌がっていないし??期待しちまう自分が嫌だ。
すると和恋はフッと笑って「大丈夫。分かっているつもり」と言った。俺が静かに離すと何か決意したような目をしていた。
