……結果……
ゲーム内容は、2本のお箸だけを使って敵を倒したり橋の無い川にお箸を倒してその上を渡ったりと、「さすが!お箸屋黒澤店だなっ!!」と思った和恋でした。
途中で黒澤君が本気出すっ!とか言ってワイシャツの腕をたくしあげたのが私にとっては不意打ちで、引き締まった腕に視線が行ってしまったのは内緒。
「でも、こんな時間に誰かいるのって新鮮だなぁ。毎日、親は営業とかだし大抵俺1人だもん。」
ゲーム内で人をこれまた2本のお箸を使ってお助け中の時に黒澤君は唐突に言ってきた。
「そっか。いつも寂しい?」
黒澤君にとってこれは弱音?なのかな?そうじゃないとしたらこんな話するなんて珍しい。いつも自分のことなんて全然話さないのに。
「ん〜。そうなのかな。学生からしたら皆そうなんじゃないかな?家に帰れば話す人なんてほぼいないだろ?その反面、学校に行けば沢山話す人いるし、それにこうやって和恋が横にいるしな!今は寂しくないよ」
「へ……へぇ?そっか。良かったね」
「おやぁ?和恋。顔赤くなってますよ?」
そう言うと黒澤君はニヤっと笑った。
何で"私が横にいるから寂しくない"なんて……そんな恥ずかしいことをサラッと言えるのかなぁ。こっちが恥ずかしいんだけど。顔が火照ってきた。私って暑くなったり緊張したり恥ずかしい時、毎回顔が赤くなってそれは他の人が見てこの人顔赤くなっているってわかるレベル。
