初めまして、プリンセス

「こちらが、カナメ様と僕の帰る家の鍵です。

では、荷物は既に手配済みですので、ご確認を。」



私と僕の帰る家……?!!!!

そ、それじゃあまるで私が王子と同居するみたいな言い方……



「ええ、そうですが?

プリンセス制度についてご存知ないのですか?」



どこまでも丁寧な口調。

って、なんで心の声読んでるの?!



「………いえ、声に出ていますよ?

            頭大丈夫か?」



きょとんと、首を可愛らしく傾げる王子。

そんな姿にまた悲鳴があがる。