初めまして、プリンセス

「すみません、プリンセスに荷物の確認を…」



そう言って、優しく微笑む男の子……

改め、王子。



ゆっくりと教室の中へと足を進める姿は、

バックに百合の花が見える程美しい。





「初めまして、プリンセス。」




薄く整ったピンク色の唇は、そんな言葉を零す。


黒目がちのアーモンドアイ。

すっと高く伸びた鼻。

はちみつ色の柔らかそうな髪は、自然に遊ばせている。