そんな君が大好きだ

「お部屋のことも知ってるわよ。
麗奈が泣いて悩んでたもの。」

「おぃ、母上。それは言わないお約束だぞよ」

「泣いて…泣いてたの?」

「雄太がどうしたら悩まなくて済むの。
私はどうしたら雄太の力になれるの。
って泣いてたわねー懐かしいわ」

「思い出に浸ってるところ申し訳ありません。
母上!恥ずかしいからやめて。」

「でも、あなたは麗奈と2人であの部屋をなくせたのよね?

なにも後ろめたいことなんてないはずよー

高校生のころからいつあなたが私たちの息子になってくれるのか待ちに待ってたのよ」