家が隣。小さいころ遊んでた。

俗にいう、幼馴染。

幼馴染との恋なんてケータイ小説みたい。

ありきたり。

でも、好き、大好き。

ああ、いっそケータイ小説ならよかったのに。

高校生になった今、幼いころ遊んでたからって関係ない。

同じ高校だけど、登校は別々だし、最後に話したのいつだっけ?ってくらい話さない。

幼馴染だからってできるのは毎日、あっちの登校時間に合わせて登校して、その背中を眺めることぐらい。

でも、くじけない!!

だって、こんなんでも女子の中で一番近いのは私のはず!

なぜなら私の幼馴染小原拓斗は超イケメン!女子人気が高く、それ故に近づきにくい。

だから誰も近づかない。

それも孤高って感じでカッコいいんだけどね!!

よーし!今日こそは話しかけるぞ!!