爪の垢から生じたヒーロー、
根性直人。

存在理由は単純明快、
煎じられて飲まれるだけだ。

俺を飲まされる間抜けなやからはどこだい?


前回、

酒の席で上司に無礼講だと言われたのを真に受けて、ため口…いや寧ろ上から目線で坂田部長に説教をした直人。



そんなこんなで職探し中。


社会の側溝に掃き捨てられたヒーロー、今城直人――32才独身無職。

存在理由は曖昧模糊、


俺って何のために生きてるんだろう?



「ねぇママーあのおじちゃん昨日もいたよねー?」

「人違いよ、気にしちゃダメ」


爪の垢でも煎じて飲ませたいやつがいる。




END.






プチアトガキ

これはもう、あれですね。
……ノーコメントで。