私は笑って、

「ありがとう、まこと。そんなに念を押さなくても、私はなんでもないことでもすぐまことに相談しちゃうんだから、大丈夫だよ!」

と言ってまことの頭をぽんぽんっとなでた。

唯子は安心したように笑うと、思いついたようにいじわるな顔をして、

「唯子のくせに私の頭をなでるなんて、100年早いのよっ!」

と笑って、私の頭をぐしゃぐしゃとなでまわした。

そうしている間に、いつの間にか学校はすぐそこだった。