「はいこれ!!」


『…何』


「お昼!食べてないでしょ」


乱暴に、『彼』の膝に
袋を置いた


『彼』は
ガサガサと袋を覗き込む



『…こんなに食えねえよ』


「せっかく買って来たのに!
家の弟なんか小学生だけど
一人でハンバーガー五つとか
食べるよ?!」



『…あんたは?』


「…1個だよ?」







「何その『嘘だね』って目は!!」


『何も言ってないだろ』


そう言って『彼』は
アイスティーを飲み出した


すごい勢いで半分位まで飲んで
やっぱ喉渇いてたんじゃん。と
思った



『…タイムマシーン思い出した』


「え?」





………ああ





「…そっかぁ……」




…何となく


違う


『Azurite』は


ちゃんと

好きな人がいるんだ…







何でこんな事思うの私