−そのジャケットは 青空と白い雲 夏草の緑の丘に ピンクのアンティーク椅子が ひとつある レトロポップな風景だった ケースの表面には 『彼』の文字で 『来いよ!』とマジックで 殴り書きがしてあった パジャマを脱いで、セーラーを着る 少し伸びた髪をとかして、 胸にリボンを結ぶ ベースと、鞄を持った ソフトケースも 少しいい感じに、皺が入って これを持つのも習慣になった 店で、一瞬で決めた 私に 新しい空を見させてくれたベースだ