ここは 新宿なんて思えない位 −とても静か 小さいビルに囲まれた 街の十字路 街灯の光が 地面で交差してる …『彼』は さっきの私の告白には 何も答えない なんだか、耳をすましてる …その時、小さな パタパタと 軽くて必死な 足音が近付いて来た そして纏まった バタバタとした靴音の集団が それを追っている 『…アズライトだ』