感情による声の抑揚すらなく、淡々と人形のように必要事項だけ喋って、何処かへ行ってしまった深夜
そして、残されたこの場には、重苦しい沈黙が漂うこととなった
「蒼君、碧君、伊織君、奏君、教えてくれないか?
深夜のあれは、さっき君達が言っていたことと関係があるんだろ?」
「あの子達は私達に、何も話をしてはくれないの…
だから、私達にはあの子達の思いが分からない」
「今、あいつ等のことを一番知っているのは君達だろう…
悲しいことだが、俺達にはあいつ等のことも、何も分からない」
「だから、教えて欲しいの…
あの子達のことを
あの子達が、何を思っているのかを……」
俺達を見据える蓮さん達
その真剣な目から、蓮さん達の意思と、覚悟が伝わってきたような気がした
だから、俺達はその覚悟に応えるために、さっき深夜が話したことを全て伝えた
深夜と舞夜の、苦しみを……
2人の思いを……
覚悟はしていても、それでも辛かったのだろう
深雪さんと舞央さんは、途中から涙を流していた
蓮さんと棗さんは涙こそ流さなかったものの、辛そうな顔をしていた
それでも、全てを受け止めようとするその姿に、俺は尊敬した

