「では、急いで医務室まで運んで下さい それと輸血も
私達は、もう少し後で行きますから」
「かしこまりました」
未だに意識を失っている舞夜は、担架で医務室へ運ばれて行った
「ねぇ、舞夜、大丈夫だよね…」
そんな時、奏の不安そうな声が聞こえてきた
・・・・・
その言葉に、重苦しい沈黙が訪れる
碧も伊織も奏も、その答えを知っているであろう俺と深夜を見つめている
正直、俺はあまりこいつ等には言いたくない
俺自身も、受け止めきれていないところがあるからだ
最悪の場合のことを…
「正直、あまり良いとは言えませんね」
でも、そう切り出した深夜を見て、俺も覚悟を決めた
深夜だけに、この話をさせるわけにはいかない…
「普通の貧血なら、倒れても喋ることぐらいなら何とかできるし、1分もしない内に意識もはっきりとしてくる
だが、さっきの舞夜は完全に意識を失っていた」

