〜蒼side〜


ガシャン
  

……それは、突然だった


何かが割れるような音と共に、バタンという、何かが倒れるような音が聞こえてきた

音がした方へ向かえば、そこにいたのは倒れた舞夜がいた


「「「「舞夜!!!」」」」


全員の声が重なった


急いで駆けつけけて容態をみてみる

俺は一応医者の息子だから、ある程度の医療知識は持っている


舞夜は、顔が青白くなっていて、意識もないし、目の下も白い

貧血か?


「蒼、舞夜はどうなの?」


心配そうな声の奏


「多分貧血だ
碧と伊織はメイドからクッションと毛布を貰って、温室のソファーまで持ってきてくれ
奏は深夜を探して貧血だと言うことを伝えてきてくれ」

「分かりました」

「分かった」

「分かったよ」


そう言って碧と伊織はメイドを探しに、奏は深夜を探しに行った