今度こそ幸せに…Ⅰ



〜伊織side〜


「伊織、もし、深夜ちゃんと舞夜ちゃんがお前を選んだとしても、選ばなかったとしても、覚悟はしておくのだぞ」


夕食の時に、突然真剣な顔をしてそう言った両親


何で突然そんなことを言うのだろうか…


「今日の昼頃、蓮達が深夜ちゃんと舞夜ちゃんに、正式な婚約者を決めるのを来年の4月までにするようにと言ったそうだ」


そう言うことか


「後1年で決めろと言ったと?」

「あぁ、あの2人には申し訳ないが、後1年の内に決めてもらわなければならない」


確かに、後1年の内に決めてもらわなければ、困るのは俺達の方だ


「伊織、深夜ちゃんと舞夜ちゃんが、どんな答えを出したとしても、覚悟だけはしておくのですよ?」


華京院家や鬼龍院家に名を連ねることになってもいいように

失恋してもいいように、と言う訳か…


〜伊織side end〜