今度こそ幸せに…Ⅰ



「それじゃあ、舞夜の趣味は読書なんだ
深夜は?」

「私も読書ですかね」


昨日、彼等の話し相手となることが決定したわけだけど、生憎と昨日は用事があった為、その次の日…つまりは今日、会う約束をして彼等は帰って行った

そして、今日がやって来て今に至るのだけれど


ついでに言うと、彼等は私達のことを呼び捨てで呼ぶことになり、私達も彼等のことを呼び捨てで呼ぶことになった


「他には?」

「ん〜、特に無いですね」

「趣味じゃなくても、何か無いのですか?」

「例えば、好きな食べ物とか」

「食べ物…
食べ物ではないのですけど、紅茶やコーヒーは好きですよ?」


一昨日とは彼等の態度が全く違う為、私も舞夜も表情には出さないものの、実は結構困惑していたりする

まぁ、彼等には彼らなりの思いがあったのだろうから、別に何だっていいのだけれど…


「じゃあ、明日紅茶を持って来る」


一体何が彼等の琴線に触れたのだろうか…

ただ説教じみたことをしただけ、な筈…なんだけどな


一体私達のどこがお気に召したのやら