〜NOside〜


ガバッ


「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、今度は、あの時夢…
一体なんだっていうのよ」


夢見が最悪で飛び起きた少女、華京院深夜は不機嫌そうにそう呟いた


窓の外を見れば少し薄暗いものの、もう朝になっていた

時計を見れば、針は5時半を示していた


「昨日は昨日であの時の夢を見るし、今日は今日で海に飛び降りた時の夢を見るし…
最近はあの日の夢以外は見なかったっていうのに…
忘れるなって…罪を忘れるなって、言うことなの?
それとも、何かが起きるの?
私達にとって、良くない何かが…」


深夜は溜息をついて、ベッドから立ち上がり、着替え始めた


「このぶんじゃ、舞夜も似たような夢を見ているだろうから、舞夜の所に行かうかな」


着替え終わった深夜は部屋を出て行った


〜NO side end〜