今度こそ幸せに…Ⅰ



俺達の居る世界は、そういう世界だったと、言われるまで気がつかなかった


『貴方方はただ、自分の置かれた状況を嘆いて、何も変わろうとせず、変わろうともしていないだけでしょう?』


本当にその通りだった


変えようと思えば変えられた

自分から何か行動を起こせば、それだけで何かが変わったはずだった


「惚れちゃうのも無理ないね
あんなに芯がしっかりとした子、初めて見たもの」

「そうだけど…は?」

「あら、私達が気がついてないとでも思ってたの?
貴方があの2人のどちらかに惚れたことぐらい分かるわよ」

「伊織はどっちに惚れたんだ?」

「……華京院深夜」

「深夜ちゃんかぁ、可愛かったわね
今度一緒にお買い物したいわ」

「頑張って落とせよ」

「勿論」


必ず落としてみせる


〜伊織side end〜