今度こそ幸せに…Ⅰ



〜伊織side〜


「あの2人と話をしたのは良かったみたいね
すっきりとした顔をしてる」

「何か大切なことに気がついた、そんな感じだな」

「うん、気がついたよ
大切なことに…
あの2人と話ができて良かった」


あの2人のおかげで、大切なことに気がつけた


『興味なんて、あるわけがないじゃないですか』


今まで出会ってきた女とは全く違う

あんなこと言われたのは初めてだった


嬉しかったのと同時に、悲しかった

あの2人にとって、俺はどうでもいい存在だと言われたのと、同じだったから


あの2人にとって俺は、被害者面して思い上がっていただけの愚かな存在


『『本当、思い上がるのもいい加減にしてください』』


そう言われて初めて気がついた

俺は思い上がっていたのだと


『利用されたのなら、利用し返すぐらいの意思がなくてどうするのです?』


そう言われて初めて思い至った

利用されたのなら、利用し返してやればいいのではないのかと