〜碧side〜
「あの2人と話してみて、どう思った」
そう問われて、脳裏に浮かんだのはあの言葉だった
『『自分達だけが、被害者だとでも思っていたのですか?』』
あの言葉が頭にこびりついて離れない
「気に入りましたよ」
何も知らなかった
知ろうとなんてしていなかった
ただ自分は、これからも媚を売られ続けるのだろうと
これからも、幼馴染以外の誰のこともの信じられずに生きていくのだろうと、そう思っていた
そんな自分が恥ずかしい
あの2人も媚を売ってくるのだろうと、そう、思っていた
よく考えてみれば、華京院家と鬼龍院家は翠川家なんかとは比べものにらない程大きな家
その家の子供が、自分達の家より小さな家に媚を売る筈もない
それに、あれだけ大きな家ともなれば、自分達以上に媚を売られ、利用され続けてきた筈…

