今度こそ幸せに…Ⅰ



〜蒼side〜


「どうだった?あの2人は」


そう問われて思い出すのは、あの2人に言われたあの言葉


『『本当、思い上がるのもいい加減にしてください』』


そんなことを言われたのは初めてだった


言われてみれば、俺は思い上がっていたのかもしれない


両親だって、昔は俺と同じ立場にあった筈だと言うことを忘れていた

いや、考えたこともなかった

俺の気持ちを理解できるのは、幼馴染のあいつ等だけだと、そう思っていた


理解出来ていなかったのは、俺も同じだった


「気に入った」


自然と溢れたその言葉は俺の本心だった


「気に入っただけじゃないんでしょう?」

「惚れただろ」


全てを見透かしたような両親の口調は気に入らないが、惚れたのは事実だった

華京院深夜、か…