今度こそ幸せに…Ⅰ



「今日は寒いから温かくしておけよ」

「また過保護になった
この位の寒さ、大丈夫ですって」

「またそんなことを……」


蒼は何かぼやいているけど、わたしとしては、久し振りに外へ出たことが嬉しくて、聞いてはいない


こうして歩けるのも、全ては蒼のおかげ……


蒼があの時、私を目覚めさせてくれた


「ねぇ、蒼」

「どうした?」

「有難うね」


貴方のおかげで、私はまだ生きたいと思えた


ねぇ、ユリ…

私はまだ、貴方のところへは行けない


でも、必ず会えるから、それまで待ってて


私は、幸せなってみせるよ……


今度こそ、この世界で……


だから、見守っていてね