今度こそ幸せに…Ⅰ



「どうしてその子のお墓が、あんなところに……」

「私と舞夜があの土地を買い取って、作らせたんです
あんな可哀想な死に方をした、大切な妹の為に…」

「可哀想な、死に方……?」

「ユリは、見捨てられたんです……私達の両親に」


深夜の声からは、憎しみしか感じられなかった


「ユリは、14歳で死にました
両親は、自分の命可愛さに、ユリを見捨てたんです」


14歳で……


「あれは、私とユリの14歳の誕生日でした
誕生日と言っても、別にお祝いをしたりすることはなく、玲沙から誕生日プレゼントを貰っただけでしたが……
でもその日、全てが変わったんです」


深夜は静かに語りだした