『馴れ馴れしくするな』
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onにした途端に聞こえてきたのは、何とも言えない言葉だった
この応接間に暗い沈黙が続く間にも、話はどんどん進んでいく
『利用されたのなら、利用し返すぐらいの意思がなくてどうするのです?』
『貴方達はただ、自分の置かれた状況を嘆いて、何も変えようとせず、変わろうともしていないだけでしょう?』
『『本当、思い上がるのもいい加減にしてください』』
『変えようと思えば、変えられる』
『変わろうと思えば、変われる』
『『それをしていないのは、貴方方』』
深夜と舞夜の言葉を聞いて、再び沈黙が訪れた
「強いのね、あの2人は」
そんな沈黙を破ったその言葉は、全員の思いを示していた
「あの子達も、これで漸く目が覚めたのかな?」
「覚めただろうな、あんなにばっさりと切り捨てられて、現実を突きつけられたのだから」
「それにしても、どうしてこんなにも他人の思いを知って、正せるだけの考えを持っているのに、自分に向けられる思いは、あんなにも伝わらないのかしら…
ある意味器用ね、あの2人」

