今度こそ幸せに…Ⅰ



私にとって愛は、憎むべき存在で、私の憎むべき過去の象徴なのにっ


「俺が、お前と一緒に今を生きてやる」

「うん
有難う、蒼…」


やっと気が付いた


あの暗闇の中で、唯一差した光の声は、蒼のものだった


あの暖かい声は、蒼もの


もうごまかせない


私は、蒼が好きなんだ


そして、私は……


「私は、まだ死にたくないよ、蒼……」

「それでいい、それでいいんだ、深夜」

「ありが、とう、蒼」


ずっと昔に諦めた、愛をくれて…


ずっと昔に憎んだ筈の、愛を教えてくれて…