暗い、暗い暗闇の中で、私は1人だった……
1人になんて慣れている筈なのに、寂しくて、怖かった
でも、その暗闇の中に、光が差す時があった
誰かは分からないけど、声が聞こえる時がある
その誰かの声が聞こえるとき、その暗闇は少しだけ明るくなった
その声だけが、私の唯一の光だった
誰の声か、それは分からない
知っているような声なのに、思い出せない
でも、その声は懐かしくて、とても、暖かかった
私の、あの時冷え切ってしまった心の氷を、溶かしてくれるかのように……
いつからだろう、その声が聞こえるのを心待ちにするようになったのは…

