今度こそ幸せに…Ⅰ



暗い、暗い暗闇の中で、私は1人だった……


1人になんて慣れている筈なのに、寂しくて、怖かった


でも、その暗闇の中に、光が差す時があった


誰かは分からないけど、声が聞こえる時がある


その誰かの声が聞こえるとき、その暗闇は少しだけ明るくなった


その声だけが、私の唯一の光だった


誰の声か、それは分からない


知っているような声なのに、思い出せない


でも、その声は懐かしくて、とても、暖かかった


私の、あの時冷え切ってしまった心の氷を、溶かしてくれるかのように……


いつからだろう、その声が聞こえるのを心待ちにするようになったのは…