今度こそ幸せに…Ⅰ



時計を見ると、もう帰らなくてはいけない時間になっていた


「すみませんが、そろそろ仕事があるので、失礼させていただきます」

「蒼君」


俺が帰ろうと思い、席を立つと、何故か呼び止められた


「何でしょうか」

「忙しいのに来てくれて有難う
俺達は元気になるから、暫くしたらまた来てくれないか?」


あぁ、要するに、俺が健康状態であると認めないと面会ができないから、ここに来てほしいというわけね…


「少し元気になったぐらいでは、駄目ですからね」


俺はそう言って、部屋を出て行った


あの様子なら、もうあの人達は大丈夫だな


俺も頑張らないとな