今度こそ幸せに…Ⅰ



〜蒼side〜


目の前で深夜と舞夜が飛び降りた時、本当に心臓が止まるかと思った


動けなかった……


綺麗に微笑みながら、俺の視界から消えた深夜と舞夜


深雪さんの声で漸く我に返った俺は、2人の名前を叫んだあと、気が付いたら走っていた


隣を走っていると、何故か人の気配がした

横を見れば、俺と同じ様に碧が走っていた


そして、そのまま崖から海に飛び込んだ


普通の俺なら、こんな高い崖から海に飛び込むなんてことはしない


でも、今は普通の状況じゃない


深夜と舞夜の命がかかっているんだ……


海の中はゴツゴツとした岩が沢山あった


これに、深夜と舞夜が体をぶつけていないことを祈るしかない