今度こそ幸せに…Ⅰ


「そんなことある筈がないじゃないですか
貴方方の御両親も、私達の両親だって、貴方方と同じ様に媚を売られ、利用されてきた筈です」

「だって、数十年前は今の貴方方と同じ立場だったんですから」

「ぁ」 


小さく溢れたこの声は、一体誰のものだったのだろうか

でも、少しは気が付いたみたいだった


「利用されたのなら、利用し返すぐらいの意思がなくてどうするのです?」

「貴方方はただ、自分の置かれた状況を嘆いて、何も変えようとせず、変わろうともしなていないだけしょう?」

「「本当、思い上がるのもいい加減にしてください」」

「「「「っっつつつ!!」」」」

「変えようと思えば、変えられる」

「変わろうと思えば、変われる」

「「それをしていないのは、貴方方」」


そこまで言って、一旦言葉を止めて彼らを見渡した


「立ち話をし過ぎましたね
そろそろ応接間に戻りましょうか」


私達の言いたいことは終わった為、さっさと切り上げて応接間に戻ることにした

彼らにつけられたアレはわざと放っておくことにした