今度こそ幸せに…Ⅰ



〜舞央side〜


「此処に来たみたいね、あの子達……」


私達の視線の先には、神代ユリと彫られたお墓と、スターチスとアイビーの花束がある


花束が真新しいところを見ると、あの子達が此処へやって来たのは明白だった


「また別のところへ行ったのか…」

「でも、死ぬ前に此処に来たってことは、この神代ユリって子、あの2人にとって大切な存在ってことでしょ?
そんな子が居る場所からわざわざ離れた場所へ行くかな?」

「それには同感だが、この辺りは林以外に何も無いぞ」


あれ?


あの林、ちゃんとした道がある

と言うことは、あの向こうに何かあるってこと?