今度こそ幸せに…Ⅰ



漸く涙も止まり、蒼達がやってくる時間になった


「これで、本当に最後だね」

「そうだね
これでもう、夜には……」


舞夜の言葉が途切れたのは、蒼達の気配が近付いてきたからなのか、それとも別の理由があったからなのかは私にも分からない


「遅くなった、待ったか?」


そうしているうちに、蒼達がやって来た


「待ってませんよ
私達が早く来ていただけなので」


自分の心を落ち着かせる為にね


「そうか…
ほら、紅茶」

「有難うございます」


この時間も永遠ではないのだから、しっかりと胸に刻み込まないと…


「「蒼、碧、伊織、奏、本当に有難うございます」」


そう改まってお礼を言った私達に、蒼達は疑問を持ったのか顔を顰めた