「貴方は一条蒼、翠川碧、鳳伊織、篠宮奏と共にいることが心地いいと感じた
そして、人と一緒に居ることが心地いいと思った
例え、それが一部の人間に対してだけでも、それは人を受け入れたということよ」
蒼達を受け入れたということは、人を受け入れたということ……
「最初に拒んだ人を受け入れた
そのおかげで、私は貴方の前に姿を表すことができるようになった
ずっと呼び掛けていた、夢の中で……
貴方が人と居るのが心地いいと思えば、私は姿を表すことができる
そして、貴方は思った
漸く、貴方の元に帰ることができる……」
その声は、歓喜に満ちていた
そうか……
「ずっと、こんな所に1人にさせてごめんね?
寂しかったよね…」
私の感情は、私の元へ帰りたがっていた
でも、私が人を、感情を受け入れていなかったがばかりに、こんな所に取り残されたままだった
本当に、ごめんね……
有難う…
「こちらこそ、有難う……」
その声は小さくて、聞き取りづらいものだったけど、私にはしっかりと聞こえた

