別に年は何歳だっていい筈た
それなのに5歳に限定されるということは、その年でなければいけない何かがあるということ
「それは……貴方が私を切り離したのが、丁度5歳の頃だったからよ」
「切り離した?」
「そう、切り離したのよ
このままでは、自分の心が壊れてしまうと本能が察知して」
心が、壊れる?
「私は5歳で切り離された
その5歳で何があったのか……貴方なら分かるでしょう?」
「前世の記憶が、戻った」
そう、私は元から前世の記憶を持っていたわけではない
ある日突然、思い出した
「前世の記憶を思い出した時、貴方は絶望した
前世でしてきたことを思い出して……
前世でされたことを思い出して……
自分の、最後の思いを思い出して……
やっと、親の思いを知って、自分の気持ちを伝えようと思ったばかりだったのに、その思いすら受け取れないし、伝えられない…
貴方はそう思った
そして絶望し、全てを拒んだ……」

