「もういいよ、舞夜」


頃合いを見て舞夜にそう声を掛けると


「つ、疲れた〜〜」


一気に張っていた気を緩める舞夜


「お疲れ様、よく頑張ったじゃん
棗様達は、舞夜の表情が疲れているとは思っていなかったみたいだし」

「本当、私から疲れただなんて言えないから、きっかけを作ってくれて有難う、深夜」

「この位どうってことないよ」

「最初ら辺で、もう既にどっと疲れたし」


そりゃあ、あんなに一気に詰め寄られたら疲れもするって


「あぁそうだ、蒼達に舞夜が目覚めたって連絡したら、今日はもう遅いから、明日来るって言ってた」

「分かった
流石に仕事が早いね、深夜は」
 
「ありがと
それじゃあ、私ももう行くよ
やらないといけないことがまだあるから」


そう言って、私も医務室を後にした