今度こそ幸せに…Ⅰ



「「舞夜っ!!」」


それに続くようにして響く、棗様と舞央様の声


と言うか、来るの早すぎじゃない?


連絡してから、まだ1分も経ってないし…

しかも、この医務室から執務室までは、どれだけ走ったって10分はかかるのに…


どれだけ速く走ってきたのよ……この2人


「お父様、お母様……」


驚いているとも、呆れているとも取れる舞夜の口調


いや、多分あれは呆れている


「もう大丈夫なの?
貴女が貧血で倒れたと聞いた時は、心臓が止まるかと思ったのよ?」

「えっと……」

「ヘモグロビンの数値を聞いた時や、日常的にかなり酷い貧血だと聞いた時、俺達がどんな思いだったか…」

「あの……」

「言ってくれたら良かったのよ
別に隠していたことを怒ったりなんてしないのだから」

「その……」

「そうだぞ
貧血は放っておくと、大変なことになったりすることもあるんだ」

「・・・・・」