〜舞夜side〜
応接間の扉の前にはメイドが立っていて、先程私達がしたように左右の扉を開けてくれた
応接間には、私達の婚約者候補であろう4人と、その4人の両親であろう男女8人の計12人が座って待っていた
私達も座り、両親達が形式的な挨拶をしている間に、誰が誰なのかを思い出すことにした
深夜もするみたいだし
1人目は一条蒼
一条家は、病院経営と医療機器の販売を主としている財閥
2人目は翠川碧
翠川家は、子供向けの絵本や玩具、器具などの販売を主としている財閥
3人目は鳳伊織
鳳家は、ホテルの経営を主としている財閥
4人目は篠宮奏
篠宮は、学校の経営を主としている財閥
そして、全員幼馴染で、昔付き合っていた女性が家柄目当ての人で、貢がされるだけ貢がされた後連絡が取れなくなったこともあり、家柄目当てで近づいて来る女性達のせいで女性嫌いとなった人間だったはず
不用意に関わり過ぎないようにしよう
〜舞夜side end〜