その失感情症の症状を聞くと、本当に私達が感じていた症状と一緒だった
これでは、私達が失感情症であることを認めるより他はなかった
因みに言うと、今日はカウンセリングの日だったりする
カウンセリングは蒼の家ですることになっている
そんなわけで、今は蒼の家に車で向かっている最中だったりする
流れていく窓の外の景色を見つめていると
「深夜お嬢様、一条家に着きました」
と、運転手から声が掛かった
運転手にお礼を言って車を降りると、華京院家や鬼龍院家よりは小さいものの、立派な屋敷がそこにはあった
そして、玄関の前には何故か蒼が居た
「何故蒼が此処に?」
「俺が案内をするって言ったんだ
親父達は仕事がなかなか終わらなかったらしくて、部屋で待ってる」
「わざわざ有難うございます、蒼」
「俺がしたかっただけだから気にするな」

