ちゃんと伝えたいから


「ご、ごめんね!」



私は遠ざかる班員のみんなに謝りながら、玲那に引っ張られていった。



「鈴〜!1人にしないでよー」



「ごめんねってば!あ、じゃあ昼休み一緒に図書室行こ?」



「うん!


やっぱ鈴だけだよ〜!私と一緒にいてくれるの。私鈴がいないとダメだよ〜!


鈴、ずっと一緒に行動しようね!」



あれ?少しもやっとする。



どうしてだろう…



でもその時は気にせずに、いつもみたいに頷いた。



「うん」