ちゃんと伝えたいから


「鈴〜!休み時間になったんだから、私のとこに来てよ〜。寂しいじゃん!」



「玲那!ごめんね、授業の続きで盛り上がってて!」



玲那は私と班員の間に割り込んで、私の手を掴んだ。



「トイレ一緒に行こ?」



私は少しびっくりした。



みんなと話していたのに、どうしてなの?って思った。



でも、玲那はすたすたと歩いてしまう。