「玲那の方が、ずっと美人で可愛いから。背も高いし」



そうなのだ。小さな顔にぱっちりの二重。



身長も165cmは軽く超えていて足も長い。私なんて155cmギリギリなのに。



「な、なにさ〜、いきなり!」



あれ、珍しい!玲那が照れてる!



「玲那可愛い〜」



「からかわないでよ!」



さっきと全く逆の、同じ展開に、顔を見合わせる。



「ははは、面白い!玲那照れるなんて、レアだ〜」



「うるさいな〜!」



そう言いながらも笑っている玲那と同時に吹き出した。