「早川君はこんな私にも優しく話しかけてくれた。 本当に嬉しかったの。ありがとう。 それで、あの、私早川君が好きです」 目線を下に落とす。 初めての告白。ちゃんと伝えられた。 早川君は最後まで目をそらさずに聞いてくれた。 言い終わると緊張がとけて、体の力が抜けると肩に力が入っていたことがわかる。 「大沢さん…」 早川君に名前を呼ばれて顔を上げる。 早川君と目が合う。真剣な瞳だった。