ありすを抱きかかえた俺は、シノブに付き添ってもらって部屋まで彼女を運んだ。 さっきまで俺の腕の中で無防備にすやすやと眠っていたありすを布団に寝かせると、俺の体温が少し下がった気がした。 つい、ありすの寝顔を見つめていると、 『この子、今はいっぱいいっぱいだから、あんまりグイグイ攻めないであげてね』 というシノブの声が背後からした。 そういえば、シノブに付き添ってもらったんだった。 『もしかして私の存在を忘れてた?』 振り返ると呆れ顔のシノブが俺のことを見ていた。