それから私たちは女子トークで盛り上がりながら、お風呂の時間をゆっくりと楽しんだ。
昨日よりも念入りに洗ったから汗の臭い対策もバッチリのはず!
「ありす、ずいぶん念入りに洗ってたけど、この後そういう可能性があるの?」
みんなが浸かっている大浴場の湯船に最後に入った私。
向かいにいた忍ちゃんが、すっごく意地悪な笑みを浮かべながら聞いてきた。
「?そういう可能性?」
「キャ〜!えっ!?えっ!?林間学校でそんなイケナイことしちゃう!?」
舞子がお湯で温まったという理由だけではないレベルで顔を赤くしながら叫んだ。
離れたところにいる斧田さんが、ものすごい勢いでこっちを振り向いたのは気のせいじゃないはず。



